ゾウさんになりたかったアリさん
コッキーは続けて話しました

「花子さん
あたしは来れなかった間 死にそうな病気になってました

あたしは何回やっても上手く出来ないことで少し弱気になってました

ヤッパリ ただのアリで終わるんだと思ってました

でも 女王様が あたしを助けてくれました

それも規則を破って…

でも それ以上に女王様のおっしゃった言葉にあたしは感動しました

あたしじゃなくても仲間なら 誰でも助けてたって…

あたしは特別なアリになることで 特別扱いして欲しかったんです

でも女王様はそうじゃなかった…

それでわかったんです

特別扱いする事は本当の愛じゃないって…」

コッキーの言葉が終わると 花子さんとコッキーはしばらく話しませんでした


しばらくして
花子さんがようやく話し始めました

「ねぇ アリさん アリさんはあたしが一度もアリさんをアリさんの名前で呼ばなかった事 気がついてたかしら?」

花子さんの質問にコッキーはそう言えばと 思い始めました
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