真っ白な死神
「俺が、行った時には、よくお前の話を楽しそうに俺に聞かせてくれたよ。」 「なんで。なんで。なんでだよ。俺になんで言ってくれなかったんだ。病気のこと。」
「あのな、言いにくいんだけど。もう、真冬ちゃんには、逢えないぞ。」
「なんでだよ。病院教えてくれよ。そしたら、行って話を聞くんだ。」
この時、なぜか卓也の話を聞いている途中で、真冬が、死んだことが分かった。
「明日、葬儀だ。真冬ちゃんのお母さんが、秋人君を呼んであげてって言ってたから、今日伝えに来たんだ。」
「分かった。明日、行くよ。」
「これを真冬ちゃんのお母さんから、預かった。」 手紙だった。裏には、・・・・桐島真冬。と書いてあった。
「気を落とすなよ。明日、待ってるからな。」