あの日、守りぬくと誓った
健常者と障害者
その日、母は帰ってこなかった。
翌日、私は学校が終わったあと
走って病院に向かった。
今日の授業は
昨日の病院での会話の所為で
全く集中できやしなかった。
病院に着き、
迷わず兄の病室へ向かう。
病室に着くと、
話し声が聞こえた。
先客かな…?
あとにしようか迷っていると
病室で喋る声に聞き覚えがあった。
男と女の声
男の声は兄のものではなく
昨日の医師のもので…。
女の声は、母だった。