恋愛カフェ
擬似恋愛
私の学校にはイケメンなんていうものはいない


いたとしても私のタイプじゃないだろう


私の学校は中高一貫で
みんな顔なじみって感じだ


「はぁ、華のJKだよ。そりゃ彼氏だって欲しいよ。ねぇ優?」
親友の優に言った。

「でた、美子のいつものやつ。」
はいはい、いつも言っててすみません。

「いつもっていうな。優も思うでしょ?」

「まぁね…」

「ほら」

「ねぇ美子あれ知ってる?」

「知らない」

「擬似恋愛できるカフェ」

「何それ」

「そのままんま、カフェで擬似恋愛ができる。教室だからあんま大きい声で言えないけど、岸田さん行ってるらしいよ」
まじ!あの超マジメな岸田さんが!

「ビックリだね。でも少し興味あるかも」

「やっぱり」



< 1 / 7 >

この作品をシェア

pagetop