君がいい
和也は不満そうにしながら自分の教室へ戻って行った。

しかしドアの前で話してた私達も悪いけどあの言い方はなくない?

そんな風に思いながらドアから入ってくる彼に目を向けた。

「お前らって甘いんだな。甘すぎて見てて面白いよ。」

私は「ラブラブだね」って言われてるんだって思った。

「あ、ありがとう・・・。毎日が甘いくらい優しくしてくれるの。ラブラブって感じかな・・・。」

自分で言って恥ずかしくなってきた。



「お前がそんなお子ちゃまだからか・・・。アイツも可哀相だな。甘いってのは、おままごとみたいな恋愛って意味でいったんだよ。」

クスッと笑う彼。

私、バカにされてたの?
ムカつく!

嫌な奴!!

「あなたに何が分かるってゆうの?私達の事 何も知らないクセに!!」

「分かってるから言ってるんだよ。あと一ヶ月ラブラブでなんか居られるかな?」

感じ悪いっ!!

偉そうな態度。

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