いつも優しかったのは彼方でした。


「俺は今したいのに、したくないって事は別れたいって事だろ?」


そう言って図書室から出ていこうとする春野くん。


その春野くんのシャツを掴んだ。


「ちがっ…う…ごめんね?…だから…別れるなんて…言わないでっ」


わたし、春野くんと別れるのやだもん。


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