ブラウン
brownie
小さな海路で、花を散らそうぜ
夕暮れが落下して、二人わらうんだ。
麦わら帽子が少し揺れて、
微熱体の影に、抜ける風を知るのさ
きっと、どんな言葉もくたびれて
嘘くさくて、仕方がないや。
息する音がさ、花を伝ってく
陽炎を追いこせ、これで二人は共犯者。
いっそ、笑いとばしてよ。
でも、きみの瞼の奥に、届くといいな。
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