ブラウン
コンテンポラリー


疲れた目をしたサラリーマン

浮かれた顔した大学生



飲み込んで、吐き出して

どこまでも、線路を進む。



今日はもう夕暮れが落下して、

きみの横顔をオレンジ色に染め上げる

乗り過ごしてしまわないか、なんて。



車輪を掻き鳴らせ、おんぼろ車。

小さな海路で、転んだ。思い出せるか?

おそろいのつり革を揺らして。

それで、どうだ?


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