初めてのxxx

さっきの事聞いちゃおうかな…？
私の頭の中は
あけみ先生の事でいっぱいだった

今なら聞ける

｢俺ら付き合ってるんだよね｣


その一言さえ聞ければ
先生を諦めることだって
きっとできるかもしれない…

よし！聞こう！
勇気を振り絞って私は聞いた



｢先生ってあけみ先生と付き合ってんの？｣


すると先生は凄く驚いた顔をして
黙りこんでしまった…


あー
付き合ってるんだな…
変な事聞いちゃった、どーしよう

すると先生が顔を上げてビックリしてる
え、なになに
私があたふたしてると
自分の頬を涙が流れてる事に気づいた
え、ウチ泣いてる？

そしたら先生が
｢なんで泣いてるの…？｣
と聞いてきた

私は驚きと悲しさと恥ずかしさが
混じりあって意味が分からなくなって
そこに居るのが我慢出来なくなった

｢ごめん、先生。また明日ね！｣


そう言って私は体育室を飛び出した


｢あ、おい！待てよ｣

後ろで先生の声が聞こえる
けどウチは止まらなかった
全力で走った、



体育館の倉庫まで走って
そこに座り込んだとたん
たくさんの涙が溢れてきた
多分そこで一時間くらい泣いた