кiпG彼★PriпsеsS彼女





昔は、蒼なんかにドキドキときめいたりしなかった。
なのに、どうしてだろう…
胸が苦しいほどトキメク。






「おしっ、着いたぞ?ギリギリセーフって所だな。」


あたしをお姫様抱っこから解放し、蒼はドカッとベンチに座った。




「ん?座らねーの?」

あたしの顔を見つめながら、ニッコリと笑う。






「ふ…ふんっ。座るに決まってんじゃん!!!!」


どうしても、維持を張ってしまう…
そんな自分、正直嫌い。






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