кiпG彼★PriпsеsS彼女




「ははっ^^やっぱ、棗流は昔と何も変わらねーなっ★」




無邪気に笑って、あたしに言ってくる言葉は優しかった…


「……変わらないって、何処が?」



「それは、意地っ張りな所さ。それに、負けず嫌いな所^^」




蒼はあたしのことを何でも知ってる…
なのに、あたしはこの17年間ただ単に蒼との幼なじみという札だけを付けて、蒼の本心なんて知りもしなかった。



どれだけ馬鹿者なのだろう…




そんなことを思っているうちに、自然と雫が頬を伝う。







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