кiпG彼★PriпsеsS彼女
それは、ある日の出来事で…
「要さん、要さん。」
突然、担任のゆっちゃん先生があたしを呼び止める。
「は…はい!!何でしょう?」
「そ、それが言いにくいのですが…要さん、寮に入っているわよね?!」
「あ…はい。入ってますけど…それが何か?」
かなり不思議そうに、ゆっちゃん先生に問いかける。
「それが…最近転校してきた、日向くんがいるでしょ?その子も寮に入りたいって言っているの…それで、佐伯くんと一緒の部屋にいる日比谷(ヒビヤ)くんと一緒にした方が良いと職員会議で決まって…残された佐伯くんの部屋が……」
先生は会話を止めて、少し下を向いてしまった。
「せ…先生?」
あたしはこの時、何だか嫌な予感はしていた。