кiпG彼★PriпsеsS彼女



「ったくよー…棗流、アイツには近づくなよ。何があっても。」


真剣にあたしに訴える蒼。



「な、何で?!あたしのタイプっぽい感じの相手だったのにー…」


あたしは冗談のつもりで蒼に言った。



「は?!あ…あんな奴が!?……絶対近づくな。」


何かさらに真剣な声であたしに言う蒼。





だけど、
そんなこと…


「近づくなだなんて、蒼に言われたくない!!!だって、蒼には関係ないじゃん!!!ってか、いい加減降ろしてよ!!!あたし、ちゃんと歩けるって。」




「…もう、いい。棗流の好きなようにすれば?一応、忠告はしといたからな。んじゃ俺は、アイツのことで何かあったとしても助けないから。」


それだけを言い残して、
寮に着く少し前であたしを降ろし、蒼はさっさと帰っていった。




金宮 徹くんと関わったら何か起こるの…?

そんなこと…無いよね。
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