кiпG彼★PriпsеsS彼女







「棗流ー!!!E組の金宮って人が呼んでるよー!!!!」


杏奈が寝ているあたしに向かって言ってくる。



「…あーはいはい。今行くー…」




ギィー…



椅子を引いて、ゆっくりと金宮くんの所へ向かう。






「あたしに何か用でも?」



「ちょっと、着いてきて。」


…?


『アイツには近づくな…』


蒼のあの言葉が引っかかる。



蒼は……今、教室に居ないんだ。

何処行ったんだろ…?

あ、でも金宮くんとお近づきになる為にはチャンスかも。




「あ…うん、分かった。いいよ。」


そう言って、あたしは金宮くんに着いていくことにした。
< 33 / 133 >

この作品をシェア

pagetop