кiпG彼★PriпsеsS彼女
「んーまあね…小・中学校の頃とはかなり違うことは確かだね。」
ボッソリと呟くように言う。
蒼の過去を知らない杏奈は、興味津々
「どんな風に違うん!?」
と、目をキラキラさせながら聞いてくる。
杏奈は、好きでも嫌いでも情報になることは全て興味津々で聞くところがある。
「え…いやー…んとね、簡単に説明すると小学校の頃は泣き虫で、中学校の頃は今はあんな感じだけど、イジメられっ子だったんだよ。まぢ、ダサかったんだからー!!!アッハッハ…^^」
笑いが止まらな…
ゴンッ
「いった!!!!」
いきなり、ゲンコツをされた。
誰がしたのかは、大体予想がつく。
「てめぇ…人の過去をベラベラと話しやがって…罰として、英語の教科書貸せよ!!!」
あたしの目の前に手を出してくる蒼。
「過去を話すったって、全部事実じゃんか!!!てか、ゲンコツしといて教科書貸せだなんて、あつかましいにも程があるだろがバカ!!!」
「人の話されたくもない過去を話す奴が大体悪いんじゃないかよ!!!このタコ!!!!」
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