タイムストッパー
「おいおい、朝から仲がいいな」

 こんなときに大口が入ってきた。

「何だよ!」

 田久万は大口に向かって、怒鳴った。

「今日はご機嫌斜めだな」

 そう言って、大口は笑った。

「何がおかしい?」

「だって、言っていいのか?」

「言いたいことがあれば言えばいいだろう」

「じゃあ、言うぞ。いいカップルだな。早く告らないと、他の男に取られちゃうぞ」

「余計なお世話だ!」

「そう言うことだから、告られた男とつき合っちゃいなよ」

 と、大口は千紗に言って席に戻った。

「そうね、そうする」

「ちょっと、待て、相手はどんな男だ? 年齢は?」

「気になるの?」

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