タイムストッパー
「もしかして、千紗が止めた?」

 田久万は千紗を疑った。

「何、言ってんの? 私が止めるわけないよ。止めてたら、タック何か呼ばないし……」

「そうだよね。やっぱり、いるんだ」

 田久万は振り返った。

「ちょっと、待ってよ」

 田久万は千紗を無視して、もう一人いる時間を止める人物をさがすために歩き出した。

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