タイムストッパー
「なんだよ!」

 長い廊下の先から走ってくる人影は千紗だった。

 田久万は身体が動かないことに気がついた。千紗もあっという間に目の前にいたのだ。口をパクパクして、早口で言っているのが、聞きとれない。
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