タイムストッパー
レジスタ
戸井田は中年サラリーマンの後に並んだ。
中年サラリーマンは千円札を財布から取り出した。
「袋はいらないよ」
と、告げてレジにいる店員はお金を受け取って素早くお釣りの小銭とレシートを中年サラリーマンに返した。
「ありがとうございます」
どこにでもあるやりとりで、珍しいところなどない。
「いらっしゃいませ」
戸井田は何も持っていないが、レジの前にいるので、店員が声をかけた。
「タバコ」
と、戸井田はぼそりと店員に向かって言った。
「あの、年齢を証明できる物を持っていますか?」
戸井田の年齢は二十一歳だが、童顔で未成年者にしか見えないので、店員は確認のために言った。
「忘れた」
「申し訳ございませんが、タバコはお売りすることはできません」
戸井田は舌打ちをした。
中年サラリーマンは千円札を財布から取り出した。
「袋はいらないよ」
と、告げてレジにいる店員はお金を受け取って素早くお釣りの小銭とレシートを中年サラリーマンに返した。
「ありがとうございます」
どこにでもあるやりとりで、珍しいところなどない。
「いらっしゃいませ」
戸井田は何も持っていないが、レジの前にいるので、店員が声をかけた。
「タバコ」
と、戸井田はぼそりと店員に向かって言った。
「あの、年齢を証明できる物を持っていますか?」
戸井田の年齢は二十一歳だが、童顔で未成年者にしか見えないので、店員は確認のために言った。
「忘れた」
「申し訳ございませんが、タバコはお売りすることはできません」
戸井田は舌打ちをした。