タイムストッパー
「そうだな、茂呂の肩が隠れるくらいまでだ」
「そ、そんなに掘るんですか?」
「当たり前だ。さっさと掘れ!」
落とし穴?
深く掘る?
誰かを埋めるためでないことはわかった。閉鎖された倉庫に誰を落とすのか。しかも倉庫の裏口だ。
倉庫関係者なら、表の門がいいだろう。しかし、舗装されてシャベルで穴を掘ることは不可能だ。裏口なら舗装されてない土の部分があるので穴を掘ることは可能だ。
関係者を落とすなら正面がいいに決まっている。あえて裏口にするのだから、二人の高校生の友人を落とすのが目的だろう。
と、戸井田は推測した。
高校生のいたずらだ。
戸井田はあらぬ想像で、いたずらとわかると興味は失せた。
再び、ベンチに戻り深く腰を降ろした。
「そ、そんなに掘るんですか?」
「当たり前だ。さっさと掘れ!」
落とし穴?
深く掘る?
誰かを埋めるためでないことはわかった。閉鎖された倉庫に誰を落とすのか。しかも倉庫の裏口だ。
倉庫関係者なら、表の門がいいだろう。しかし、舗装されてシャベルで穴を掘ることは不可能だ。裏口なら舗装されてない土の部分があるので穴を掘ることは可能だ。
関係者を落とすなら正面がいいに決まっている。あえて裏口にするのだから、二人の高校生の友人を落とすのが目的だろう。
と、戸井田は推測した。
高校生のいたずらだ。
戸井田はあらぬ想像で、いたずらとわかると興味は失せた。
再び、ベンチに戻り深く腰を降ろした。