お仕置きゲーム2
返事を待たずに入ってきた男は宇野だった。
「メグミ、メグ、仲良くなれたかい?」
ニタニタと笑みを浮かべる宇野を見た真咲は、表情をしかめて「きめぇ」と吐き捨てる。(佐藤は自分が思った事素直に口に出せて羨ましいな)
「おい変態。」
「なんだいメグミ。」
「これ以上高取に関わるな。」
「フフフ、それは無理だよ。」
「余計な事してみろ、殺すぞ。」
物騒な言葉を吐く真咲を見て内心ひやひやしながら、疾風は傍観していた。
「メグミにお仕置きされるなら本望だよ。でもメグミはまだ歩けないだろう?それに最終回を見るまで僕は消えるわけにはいかないなぁ。...それより、メグミ、やっとアリサの居場所を突き止めたよ。」
宇野に殺気を向ける真咲を横目に見てから、宇野に視線をうつす。
(アリサ?誰だろう)
「アリサは今、精神病棟にいるみたいだ。酷く衰弱していているそうだよ。」
真咲は目を見開いた。そして、悔しそうに唇をかみしめる。
「アリサは君が生きているなんて知らないからね。」
「っ、」