私×先生=禁断の恋人


侑にいの顔が離れていった。


「…」


侑にいはなにも言わず車を発進させた。


生暖かいものが侑にいの唇だって、気づくのに時間がかかった。


「シートベルトしめろよ?」


「あ、うん…」


だって、信じられなかったから。

侑にいと…キス…?


今のって…キスだよね?


…なんで?


そんなことは聞けるわけがなく、沈黙の中私はずっと外を見ていた。


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