私×先生=禁断の恋人
「ありがと。…俺はお前の涙を拭いてやれない。俺じゃまだから行くな?」
恭平は私の頭をポンポンとすると、図書室を出ていった。
"じゃまだから"
の意味がわからなかったが、逆に後ろから近づいてくる足音があった。
「結菜泣き虫」
そう言って抱き締められた。
「…ゆう、とっ…」
侑都だったんだ。
私は侑都を抱き締め返した。
「頑張ったな」
「うぅっ…」
私がなく理由なんかないのに、涙が止まらなかった。