私×先生=禁断の恋人


「でね、」


かなえは、私を笑わせるために頑張って話しかけてくれた。


「ふふっ」


なんか笑える話ばっかりで。
普通に笑顔がこぼれた。


でも、なんてタイミングが悪いんだろうね。
見ちゃったんだ。

「だからさ、侑都!」


侑都と立花先生の声と共に。
部屋の前で話している2人を。


「はいはい」


かなえのいってた通り、確かに若干侑都は不機嫌そうだった。

でもさ、『侑都』って呼んでれば誰だって勘違いするよね?

たとえ、私じゃなくても。


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