私×先生=禁断の恋人


「…結菜戻ろう」


「…」


私は走り出した。


「あっ」


そこでかなえがつい声を出して、先生たちに気づかれたことも。

「結菜」


侑都が私の名前を呼んだことも。

私は、私には届かなかった。


…心の中は真っ暗だよ。



「…うぅぅ」

涙が溢れてきた。

もう、ダメかもしれない。
だって、立花先生にバレたよね。
私がダメだよ。



侑都じゃなきゃダメ。
でも…。でも…。

…なんで私は子供なのかな?
なんで侑都は大人なのかな?


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