☆クルってるぜ世界☆
 「ねえねえ 涼香~。また胸大きくなってね? こんにゃろ!」

 そういって私の胸に手を伸ばそうとする美智をスルリと交わす。

 「はぁ、あなた毎日そう言ってるけど、私の胸に恨みでもあるの?

 こんなのあっても邪魔なだけだよ?」


 美智は口をタコのそれのようにして、

 「あぁ~ん? あんた何それ?ないチチの私に対しての嫌味~?

 あたしは大きな胸が大好きなの! そう!涼香の胸はあたしの理想!

 涼香の胸があれば それだけであたしは幸せなの~!!」

 あ、ならあたしは、ないチチのままでもイッカ~ とかなんとかブツブツと言っていた。


 私の親友はちょっと理解できない発言をすることがたまにある。

 
 「あっ そうそう聞いたー? 生徒会長、××大学受験するんだって~!
  
 ほんとあの人ってすごいよねー!受かるのかは知んないけどさ!」


××大学とは日本で一番、合格するのが困難な超一流大学である。

 
 やっぱり上北先輩はすごい!。 生徒会の仕事をこなしながらも、受験勉強はしっかりされているようだ。



 そうこうしてるとあっという間に学校に着いた。
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