5days lost chain
結局りりも引き上げて、初日同様三人で寝た。
「おやすみなさい、めーちゃん」
「…うん、おやすみ」
先に布団に入っている光輝君に返事を返し、電気を消すためにリモコンをとる。
視界が暗転する瞬間、視界の隅にりりの手を握る光輝君の両手が見えた。
一人じゃ寝れないっていうのは、嘘じゃなくて本当なのかもしれない。
ベッドに入る。
りりをはさんで同じベッドで寝ている光輝君は、やがて静かに眠りについた。
それを確認してから、私も眠りにつく。
その夜。
いや、朝にもなろうという時刻に、隣でもぞもぞと動く気配がした。
夢うつつでぼんやりとした世界で、隣にあった気配が確かになくなったのを感じた。
「やっぱり私には、めーちゃんだけだよ」
泣きそうにこぼれた声は、確かにりりの声だったような気がしたのに。
朧な世界で、私は何もつかめないまま再び眠りについた。
「おやすみなさい、めーちゃん」
「…うん、おやすみ」
先に布団に入っている光輝君に返事を返し、電気を消すためにリモコンをとる。
視界が暗転する瞬間、視界の隅にりりの手を握る光輝君の両手が見えた。
一人じゃ寝れないっていうのは、嘘じゃなくて本当なのかもしれない。
ベッドに入る。
りりをはさんで同じベッドで寝ている光輝君は、やがて静かに眠りについた。
それを確認してから、私も眠りにつく。
その夜。
いや、朝にもなろうという時刻に、隣でもぞもぞと動く気配がした。
夢うつつでぼんやりとした世界で、隣にあった気配が確かになくなったのを感じた。
「やっぱり私には、めーちゃんだけだよ」
泣きそうにこぼれた声は、確かにりりの声だったような気がしたのに。
朧な世界で、私は何もつかめないまま再び眠りについた。