お前なんか.....
最悪な出会い

オモチャ探し

あ゛ー・・・

ひまひまひまぁあああー!!

何?何よ、この退屈さ・・・

「はぁ・・・」

ため息だって止まりませんよ。

「ちょお沙羅!あんた、ため息つきすぎ…」

あぁ・・・そーいや自己紹介忘れてましたねー・・・

あたしの名前は沙羅。

龍彩高校三年生。

彼氏?んなもん知らんわボケ。

あ、中学まで大阪に住んでたから、たまぁ~に関西弁が出るかな。

って言っても、大抵はキレた時だけだけどね。

そして、さっき喋りかけてきたのは、親友の結衣。

まーた可愛いんだわ。

彼氏がいないのが疑問中の疑問。

前聞いたら、「あんまカッコイイのいないじゃん。ま、あの龍高五人組を抜かしてだけどねーw」

とか。

龍高五人組とか、誰?って話。

男には興味ナシ。

てか、近づきたくもない・・・・。

「沙羅?おーい!沙羅ー!生きてるかー!?」

ハッと気がつけば、目の前で必死に手を振っている結衣。

あー・・・まじ可愛いわぁー・・・

・・・あ、決してレズでは無いので。勘違いしちゃだめだよ。

「あ、沙羅!そう言えばね、龍高五人組が、新しいオモチャ探してるんだってー!」
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