青空ライン*Fourth story*
「あー……ごめんね。とりあえずソファーに座ろ」
と言われて1度べったりくっついていたのを離されてしまった。
だから納得いかなかったあたしは優がソファーに座ってからすぐに
また抱き着いたんだ。
今度は拒まれても絶対に離さないもん。
「ぐすっ……ふぇ」
優の腕の中で抱き着いていると、ふわりと彼も抱き締めてくれて頭を優しく撫でてくれた。
「頼むから……泣き止んで。安心するまで抱き締めててあげるから」
今日の自分はらしくない、いつもだったらこんな重いこと言って困らせたりしないって
ちゃんと自分では分かってたけど……
今日はどうしてもストップが効かなかったんだ。
ごめんね、優。
頭のクラクラに限界が来たあたしはそのまま意識をなくしたんだ。