青空ライン*Fourth story*
「……うーん、何でもないよ」
はぁ……
上手い言い訳がすぐ出てくるようになりたい。
あ!トイレに行くって言えば良かった。
「そう、じゃあベッドに戻って。熱はどれくらいあった?」
「それが……その……」
まだ測ってないんです。
なんて言えないよ!
あーもう!どうしてこんなに優の怒りにばっかり触れちゃうんだろ。
あたしのばかー!!!
「…………」
「3……7度8分だったよ」
あたしは頭の中に出てきた3つの数字を使って適当に答えた。
今話したいことはこんなことじゃないのに……