青空ライン*Fourth story*
「ちょっと待ってて!」
あたしは優の腕の中から出ると、リビングに向かった。
そして持ってきた小さな手提げバッグを掴んでまた急いで優のところに戻ったんだ。
ドキドキが止まらない。
でもこの思いちゃんと優に届けたい。
今回はバレンタインカードに頼ったりしない。
ちゃんと自分の気持ちをその場で優の目を見て伝えるんだ。
緊張するけど、照れくさいけど……
こんなにも一緒にずっといてほしいと思うのは優だけだから
だから目をそらさずに聞いてほしい。
優への好きの気持ちが溢れだして止まらないよ。