青空ライン*Fourth story*



切なそうに笑う杏にもう心に決めたことを表しているのが分かった。



合宿や遠征で長期間会えなかったのが



彼女を1人淋しい思いをさせて、身近にいたいつも一緒にいてくれる男の方に



行きたくさせたのだろうか。



「…………」



俺にはもう返す言葉がなかった。



杏をこれ以上引き留めたいのなら、サッカー辞めなければなくなる。



13年間やってきたサッカーを俺はまだ捨てることはできない。



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