青空ライン*Fourth story*
「本当に可愛いすぎ。
すぐに上がるから試合観て待ってて」
顔を上げると、彼はバカにするかのような笑いではなくあたしの1番大好きな笑顔で笑っていた。
だからいつの間にか恥ずかしい気持ちは消えて、うんと頷いている自分がいた。
そしてまたリビングに戻って、ソファーの上で体育座りをすると、テレビの中で一生懸命頑張っている彼に
いっぱいいっぱい応援して本物の彼を待っていたんだ。