無口な上司の甘い誘惑②~究極の愛~
「これはどういうことだ?

愛奈に何かしたら、

ただじゃおかないと言っただろ?!」


オレの怒声が廊下に響き渡った。


永遠子は少し驚いたが、

すぐにいつもの顔に戻った。



「愛奈さんは、

このドアの向こうにいますよ。

・・・副社長、

今日で、秘書を辞めさせていただきます。

短い間でしたが、

お世話になりました」



それだけ告げた永遠子は、

オレの横を通り過ぎようとした。


「待て…

そのまま返すわけにはいかない。

愛奈に何をした?」


オレは永遠子の腕を、

力いっぱい握りしめた。


「待って俊!!」
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