無口な上司の甘い誘惑②~究極の愛~
「おいおい、やっつけるって、

敵みたいないい方だな」

クスクスと笑いながら言うと、


「友人以外は、敵だと思います。

秘書の件、嬉しいですけど、

私はあの部署が好きだし、

部署のみんなとも、仕事をしていきたい。

だから、頑張ってみます」


オレの手を取った愛奈は、

その手をギュッと握りしめた。


「わかった。

でも、何かあれば、すぐに言えよ?

仙堂は特に、心配だ」


「・・・はい。

あ、ご飯冷めちゃいますよ」


「そうだな。

手を洗ってくるから・・」


「はい、準備しておきますね」
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