無口な上司の甘い誘惑②~究極の愛~
「もう、行かないと・・」


「・・・はい」


・・・

たくさん人がいることなんて、

気にならなかった。

・・・

私は、背伸びをして、

俊にキスをした。


「いってらっしゃい」

精一杯の笑顔を見せて。


俊も微笑んで、

私を抱きしめた。

「約束忘れるなよ?」


「俊こそ、

忘れないでくださいね?」


・・・

別れを惜しむかのように、

離れるその瞬間まで、

手を離さなかった・・・


・・・
< 199 / 234 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop