無口な上司の甘い誘惑②~究極の愛~
「今日は、ここにいる、

唐沢君を、社長の側近にしようと思って

皆に集まってもらった」


社長の言葉に、

歓声やら、悲鳴やら、

部署内が騒然とした。


『側近と言いますと?』

誰かが社長に聞いた。


「副社長に出世と言うことだ」

・・・え、え~~?!

何それ、初耳・・・


専務や常務じゃなくて、

副社長なんて、

大出世しすぎでしょう?

呆気にとられる私。

まゆみは私の腕を引っ張る。


「どういうこと?」

「私も今、初めて聞いた」


「常々、そうしようと思ってはいたんだが、

唐沢君が結婚したことことだし、

いい機会だと思ってね?」
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