無口な上司の甘い誘惑②~究極の愛~
「愛奈、もう寝てるのか?」

…俊の優しい声。

私はそっとベッドから身を起こして、

微笑んだ。


「おかえりなさい。

仕事お疲れ様でした」


「ただいま・・・

体調でも悪いのか?」


「全然・・・何でですか?」


「顔色がすぐれない」


「・・・そんなことないですよ」


「…また、食事をとらなかったな?」

・・・ご名答。

俊は私のちょっとした変化に

凄く敏感だ。

これじゃあ、隠し事は出来ないな・・・

そう思いながら、

笑ってごまかした。


「ちょっと、待ってろよ」

それだけ告げた俊は、

寝室を出ていった。
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