無口な上司の甘い誘惑②~究極の愛~
用事を済ませたオレは、

寝室に入ると、

ベッドに入り、愛奈を抱きしめた。


「愛奈の傍が一番落ち着くな」

オレの言葉に微笑んだ愛奈。


でもその微笑みは、すぐに消えた。


「どうした?」

「あの、社内メール見ました?」

オドオドしながら愛奈が言う。

そんなことか・・・

オレは、愛奈が少しでも安心できるように、

おでこの自分のおでこを当て、

微笑んだ。


「誤解だったんだろ?」

「・・・はい」

「じゃあ、

何も気にしなくていいじゃないか。

第一、オレは愛奈が

そんなことする女じゃないことくらい

ちゃんとわかってる」

オレの言葉に、

愛奈の目から涙が流れた。
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