【短】180度のラブバトルⅢ -身長編-
「うん、言われなくてもそうするよ。だから藍枝さんは座ってていいよ」


「…………」


な…何よコイツ……


本来は私がここの掃除当番なんだから、私がやるべき事を押しつけてるのに…全然嫌がってない……むしろ楽しそうだ。


私がジーーーッとヤツを見てる間に、赤間はサッサッと黒板を消し終わる。


「フーー終わったぁ。どう藍枝さん?これなら文句無いでしょう?」


赤間の言う通り、黒板はチョークの汚れ1つ残らずピッカピカ。


「……無い」


「そりゃ良かった♪」


ポツリと返すと、赤間は私の隣にあったイスに座った。
< 4 / 21 >

この作品をシェア

pagetop