私だけの王子様




「暇をもてあました神々の遊び」



と返ってきた。


最初は状況が飲み込めなくて、何度も何度も見直した。

そして5分くらいたってから、自分は遊ばれたんだと理解した。


辛くて辛くて、一晩中泣いて。
それでも学校を休んだら負けなような気がして頑張って学校へ行った。


それからは私から話かけることはもちろん彼からも話かけられる事はなく心にぽっかり穴があいたまま私の初恋は終わったのだ。


そのせいで私は男の人が怖くなり、関わらなくなった。


だってありえない!!
私は本気で好きだったのに。
その思いを踏みにじるなんて最低だ。


私は男の人が嫌いだ。だからあのお兄さんのことをかっこいいと思ったのはきっと気の迷いか何か。


「きっともう、私は恋なんてできないんだ…」


ああもう嫌だ。
過去を引きずる自分も、私をもてあそんだ彼も。


どっちも大嫌い。


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