ラストフレーズ
しばらくして遊園地に着いた。
遊園地は平日という事もありあまり客はいなかった。シュンはそんな状況に少し恥ずかしがっていたがユメは逆に喜んでいた。
着いてすぐ、ユメは絶叫系のアトラクション三種類に立て続けに乗った。シュンは絶叫系が嫌いだったが、ユメの誕生日という事で全部に付き合ってくれた。しかし、さすがに限界に達したらしく顔が真っ青になっていた。
そこでユメは時間的にはちょっと早いが観覧車に乗る事を提案した。
ユメは小さい頃から観覧車が大好きだった。360度すべてミニチュアの世界になり、自分がそこの神様にでもなった気するからだ。
でも、シュンと乗る観覧車は他の人と乗るそれとは全く違った。
そこにミニチュアの世界は存在せず、代わりに二人だけの夢の国が現れる。
もちろんその日も夢の国は現れるはずだった…
二人の乗る観覧車が頂上に差し掛かったとき、シュンがいきなり質問をしてきた…
「ユメ…お前、俺がプロになるって言ったら応援してくれるか?」
「もちろんだよ!もしかして、デビュー決まったの?!」
「あぁ…まだ内定みたいなもんだけどな…」
そう答えたシュンの顔はどこか寂しそうだった…
「やったじゃん!でもなんでそんな悲しい顔してるの?」
遊園地は平日という事もありあまり客はいなかった。シュンはそんな状況に少し恥ずかしがっていたがユメは逆に喜んでいた。
着いてすぐ、ユメは絶叫系のアトラクション三種類に立て続けに乗った。シュンは絶叫系が嫌いだったが、ユメの誕生日という事で全部に付き合ってくれた。しかし、さすがに限界に達したらしく顔が真っ青になっていた。
そこでユメは時間的にはちょっと早いが観覧車に乗る事を提案した。
ユメは小さい頃から観覧車が大好きだった。360度すべてミニチュアの世界になり、自分がそこの神様にでもなった気するからだ。
でも、シュンと乗る観覧車は他の人と乗るそれとは全く違った。
そこにミニチュアの世界は存在せず、代わりに二人だけの夢の国が現れる。
もちろんその日も夢の国は現れるはずだった…
二人の乗る観覧車が頂上に差し掛かったとき、シュンがいきなり質問をしてきた…
「ユメ…お前、俺がプロになるって言ったら応援してくれるか?」
「もちろんだよ!もしかして、デビュー決まったの?!」
「あぁ…まだ内定みたいなもんだけどな…」
そう答えたシュンの顔はどこか寂しそうだった…
「やったじゃん!でもなんでそんな悲しい顔してるの?」