ラストフレーズ
翌日、授業が午後からだったボクはケンに呼び出され、昼休みの時間にはキャンパス内の食堂にいた。
昼休みと言う事もあり、食堂は学生で溢れかえっていた。
ボクとケンはいつも座る窓際のキャンパス内が見渡せる食堂二階の席に座った。
バンドの残りのメンバーを紹介するとの事だったが、その必要はなかった。
何故なら、突然ボクの後ろの食堂の入り口から目の前に現れたドラムもベースもすでに知り合いというか、ボクとケンの共通の友達だった。
ドラムのコウタはマルガオのマッチョで、性格はお調子者で、ウケを取るためならなんでもやる汚れ役。
でもたまに滑るからケンと同様彼女がいない。
ベースのタカシはビジュアルも性格も申し分ないのが、口数が少なくあまり自分の事を話さない。
クールと言うかミステリアスの方がぴったりなのでやっぱり彼女はいない。
二人とケンの下らないドッキリに完全に呆れているボクなど気にもせずケンは
「今夜、ギター持ってストリートライヴしに行こうぜ!」
などとまた妙な提案をしてきた。
昼休みと言う事もあり、食堂は学生で溢れかえっていた。
ボクとケンはいつも座る窓際のキャンパス内が見渡せる食堂二階の席に座った。
バンドの残りのメンバーを紹介するとの事だったが、その必要はなかった。
何故なら、突然ボクの後ろの食堂の入り口から目の前に現れたドラムもベースもすでに知り合いというか、ボクとケンの共通の友達だった。
ドラムのコウタはマルガオのマッチョで、性格はお調子者で、ウケを取るためならなんでもやる汚れ役。
でもたまに滑るからケンと同様彼女がいない。
ベースのタカシはビジュアルも性格も申し分ないのが、口数が少なくあまり自分の事を話さない。
クールと言うかミステリアスの方がぴったりなのでやっぱり彼女はいない。
二人とケンの下らないドッキリに完全に呆れているボクなど気にもせずケンは
「今夜、ギター持ってストリートライヴしに行こうぜ!」
などとまた妙な提案をしてきた。