ラストフレーズ
その日の練習の事はほとんど覚えていない…
覚えている事と言えば、オーディションでやる曲。カバー4曲とオリジナル1曲。そしてそのオリジナルは前々日までボクが書かなければならない…それぐらいだ。
スタジオから出るともうユメが作詞のため家に来る時間を過ぎていた。
ボク焦ってユメに電話した。
ところがユメはまだ自分の家でゴロゴロしていた。
「ごめん!今からダッシュで行くから!怒んないでぇ~」甘えた声でユメが謝ってきた。
「そんなんで怒んないよ。今ユメん家の近くいっから準備出来たら連絡ちょうだい。」
そう言ってボクは電話を切った。
ユメとは昨日番号を交換した。
「付き合ったらきっと電話の方が多くなるから交換しよ♪」
というユメの提案がキッカケだ。
たかが電話番号と思う人もいるかもしれないが、ボクにとってユメの声をいつでも聞けるようになった事はボクにとって何よりの事だった。
ユメとの初めての電話に浮かれていると、携帯が鳴った。
ユメだと思って画面を見ると『真崎 タツヤ』と懐かしい名前が表示されていた。
ボクは電話に出た。
覚えている事と言えば、オーディションでやる曲。カバー4曲とオリジナル1曲。そしてそのオリジナルは前々日までボクが書かなければならない…それぐらいだ。
スタジオから出るともうユメが作詞のため家に来る時間を過ぎていた。
ボク焦ってユメに電話した。
ところがユメはまだ自分の家でゴロゴロしていた。
「ごめん!今からダッシュで行くから!怒んないでぇ~」甘えた声でユメが謝ってきた。
「そんなんで怒んないよ。今ユメん家の近くいっから準備出来たら連絡ちょうだい。」
そう言ってボクは電話を切った。
ユメとは昨日番号を交換した。
「付き合ったらきっと電話の方が多くなるから交換しよ♪」
というユメの提案がキッカケだ。
たかが電話番号と思う人もいるかもしれないが、ボクにとってユメの声をいつでも聞けるようになった事はボクにとって何よりの事だった。
ユメとの初めての電話に浮かれていると、携帯が鳴った。
ユメだと思って画面を見ると『真崎 タツヤ』と懐かしい名前が表示されていた。
ボクは電話に出た。