忘れないでー好きなまま、さよなら-
「おじちゃん!!」
 

と、走り出すのは
 あゆみちゃんだった。


「あゆみちゃーん」


「お久しぶりです~」


と、お互いに話をして
 仲良さげ。


「こちらは、俊ちゃんの、お父様」


と、ニコニコ顔で言う
あゆみちゃん。


「お買い物ですか?」


「買い忘れてさ。
 あゆみちゃんは?」


「いまから、除夜の鐘を。」


「そう。気をつけてね。又。」


「お兄さんは、どうしてるんですか?」





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