忘れないでー好きなまま、さよなら-
「あぁ、勉強に精を
 出してるんだってさぁ。又ね」


「さようなら」


「和也」


和也が
 俊の親父さんの前に行く。


「あ、どうも」


「俊の親父か~」


一樹の家がお寺なもんで
 鐘を撞(つ)く。


みんなで祝う新年は
 格別なものだ。
 



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