忘れないでー好きなまま、さよなら-
「席に着きなさい」


先生は
 黒板にもたれたままだ。


「本当に すみませんでした」


先生が、号泣しながら頭を下げた。





先生が、
 教室を抜け・・・
クラスメートは、先生を追う。

俺には、
 気力は残ってなかった。
何一つ、残ってなかった。





教室には、
 和也と俺が座っていた。
 




「早く行け」


先生に言われたのか、
 みんなが戻ってきてるみたいだ。


< 117 / 298 >

この作品をシェア

pagetop