忘れないでー好きなまま、さよなら-
あゆみだ。


幼馴染みの、
 あゆみだった。


顔を上げると
 あゆみが、ちぎれかけた鶴を
綺麗に直してくれていた。


俺に
 渡そうとしてくれているけど、

俺は、
 何故か拒否してしまった。


こんなにも
あんなにも

優しく温かく
 接してくれるのに。


ごめんね。
本当にごめんな。
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