忘れないでー好きなまま、さよなら-

泰 side

「変わったよな~!」


仲間が発した言葉に切れかかるお年寄りを
目の当たりにした、朝。




「あぁ~?」


その人の名前は、鹿島さんと言った。


車椅子に乗った方だ。


そう。俺の親父は教員である。

同じ学校の中に親子一緒にいる。


家では、親父だけど
学校では・・・先生だ。


そんな俺の名前は、岩田泰臣ーイワタ ヤスオミー。


普段は
温厚だと言われている。
 
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