忘れないでー好きなまま、さよなら-
「ひどい!ひどすぎるぅ!」


「だって・・・」


「泰が冷たいなんて思わなかった。
  みんなは、ともかく。
 泰だけは・・・。」


俺は、
 何も言い返せず口唇を噛んだ。





「いいよ。分かったさ。」


「泰!」


「俺は、冷たいし、あゆみちゃんに
 愛想つかされる男ですから。」


俺は、
 ムシャクシャしていた。


「泰!あゆみに言ったんでしょ。何か」


雪恵と美歌に
 問い詰められた。
< 144 / 298 >

この作品をシェア

pagetop